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2010年 02月 24日
![]() SADI会員限定企画,裏磐梯「ホテリ・アアルト」(益子義弘氏他設計・当協会理事)ツアーを2/21-22の一泊二日の旅程にて敢行致しました.参加者は約20名弱ほどでしたが,会員の同伴で一般の方も多数ご参加下さり,和気藹々とても賑やかな旅行となりました. 今回のツアーにあたっては,オーナーである宗像剛氏の全面的なご協力を頂き,バスのチャーターから豪華なフルコースランチ(!),そして道すがらの自然や重要文化財にもご案内を頂きました.参加者もホテルに到着するまでにすでにお腹が一杯の状態!これからはたして”メインディッシュ(アアルト)”を平らげることができるのか,と参加者達の脳裏にも不安がよぎります. 空が夕暮れに差しかかる頃,バスはようやくホテルに到着しました. ロビーに入った途端,参加者からはため息とも悲鳴ともつかない声がこぼれました.様々なイメージを膨らませていましたが,そこは北欧でも和でもなく,まぎれもなく益子建築の世界が広がっていました.その後ホテルからはウェルカムドリンクの歓待を受け,益子先生からは部屋割りの説明がありましたが,その間も気はそぞろ,参加者らの興奮している様子が伝わってきました. このホテルでは全ての部屋のプランが異なります.コンパクトな部屋,吹抜けのある部屋,和室のある部屋…各部屋はオリジナルデザインによる家具をはじめ,北欧の名作家具や照明が惜しげもなく使われています.もちろんここにはユニットバスなどというものはありません.床も地場産の桐材/カラマツ材を使ったフローリング.すべて手作りの空間です. ところがこの空間に浸っていると,このホテルはけして特殊ではなく,宿泊者は皆顔も性格も異なるのに部屋のプランは皆同じという方がおかしなことだ,と思い始めるから不思議なものです.個人の家を設計するように,ひとつひとつ丁寧に設計された客室からは,個に対する尊厳が感じられます.またそれはホテルのサービスの端々にも表れていて,けしてデザインだけではない,トータルとしての高いホスピタリティを感じさせてくれます. 私も参加者のひとりとして,これほどまでに高い水準のサービスを提供するホテルに宿泊したのは初めての体験でした.著名な建築家が設計したホテルは国内にもいくつもあります.また贅沢なサービスをウリにしている高級ホテルがあることも知っています.けれども,宿泊者が本当にリラックスして空間とサービスの両方を堪能できるホテルというのは,実は国内でもけして多くない,非常に希な例であるように思うのです. すべてはバランス,そんな言葉がよぎります.宿泊者が真に求めているサービスとは,これみよがしのデザインでも,過剰な接客でもなく,自分を解放することが出来る自然体の空間と対応なのでしょう.その絶妙な距離感,そしておもてなし.最高の”あたりまえ”を実感したような気がします. 今なお,ホテルでの体験が余韻のように残っています. 今回の企画をとりまとめて下さいました益子先生,オーナーの宗像さま,そして骨を折ってくださいました事務局の雨宮さんに心から感謝申し上げます.ご参加下さった皆様,お疲れさまでした!多分,今回の参加者の多くは今後もリピーターとなってゆくことでしょうね. (文/関本竜太) ![]() ノーベル賞晩餐会メニュー ![]() (あれ,誰かいませんが) ![]() 全室タイプが異なります ![]() ![]() 名作椅子がずらり! ![]() 皆様おつかれさまでした!
by sadiinfo
| 2010-02-24 08:26
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